一般NISAは2023年に終わり、2024年から新NISAに移行します。
今回は初心者向けにもわかりやすく新NISAを徹底解説していきます。
ポイント
・20万円のつみたてNISA同様の制度+102万円の自由投資枠
・一般NISAから新NISAにロールオーバー可能
・2028年までの制度 (2022年9月現在)
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目次
一般NISAと新NISAの違い
まずは一般NISAと新NISAの違いを比べてみましょう。
非課税枠の期間が5年と購入できる商品は変わりませんが、新NISAは非課税枠が見直され2階建になりました。
1階と2階では、投資方法や取り扱いの商品が変わっています。
また投資金額は、2万円増えて122万円投資可能です。
一般NISAとは?
現在使用されている一般NISAについて少し見ていきます。
一般NISAは大きく3つのポイントがあります。
ポイント
・5年間120万円の非課税枠
・購入方法が自由
・ロールオーバーができる
一般NISAとは120万円上限で、5年間非課税運用ができます。
非課税枠が5年間と短い代わりにロールオーバー(翌年の非課税枠に移管)をすることが可能です。
詳しくはコチラの記事で深掘りしています。
新NISAとは?
2024年から2028年まで投資できるようになります。
現段階(2022年7月)では2028年までの制度ですが、今後見直しで伸びるかも?
特徴
新NISAの特徴は2階建です。
1階で20万円、2階で102万円の合計金額は122万円です。一般NISAに比べ非課税枠が2万円ほど広がります。
2階:株式や投資信託 スポット・積立購入
1階:つみたてNISA対象商品 積立購入
1階部分を一部でも使用すれば、2階部分の投資枠で購入できます。
2階だけの使用は?
・NISAを過去に運用していた人
・投資経験者で1階を使用しないと申請をした人
以上の人は、1階部分の投資は不要です。
つみたてNISAの制度はコチラで解説しています。
非課税期間
非課税期間は一般NISAと同様5年になります。
5年終わったら?
1階の枠で購入した商品はつみたてNISAにロールオーバーすることができます。
2階部分はまだ2019年よりも先が決まっていない為、現在の段階では課税口座に移管される予定です。
非課税が終了したとき
非課税期間の5年間が終了したときには、3つの方法があります。
❶翌年の非課税枠に移管する(ロールオーバー)
❷売却せずに引き続き運用したいという場合は、NISA口座以外の一般口座や特定口座の課税口座で引き続き運用する。
❸売却して現金にする
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現在の一般NISAを持っている場合は?
ここまでは、一般NISAと新NISAの仕組みの違いを説明してきました。
現在一般NISAを運用されている方は、実際どのようにロールオーバーされるか気になりますよね。
その部分もしっかり解説していきます。
現在の一般NISAの非課税期間の5年間が終了したときには、3つの方法があります。
❶何もせずNISA口座以外の一般口座や特定口座の課税口座へ自動的に移行
❷手続きをして新NISAの非課税枠に移管する(ロールオーバー)
❸売却して現金にする
これまで一般NISAを利用していた人は新NISA開始時に自動的に設定がされます。
ロールオーバー
ロールオーバーについて具体的な例を参考にみてみます。
大きく3パターンに分かれるので、自分に当てはまるものを参考にしてください。
例1 投資枠120万+利益30万をロールオーバーした場合
❷のロールオーバーを使用した場合、新NISAの投資枠を超えていても全額ロールオーバーが可能です。
もし122万円以上のロールオーバーをした際には、その年の新NISAの枠は全て使い切ったことになります。
例2 投資枠80万+利益5万をロールオーバーした場合
122万円以下のロールオーバーの際には、新NISAの2階部分の102万円の非課税投資枠から枠を使用します。
「投資枠80万円+利益5万円=総額85万円」を新NISAへロールオーバーした場合は2階の85万円分の枠を使うことになります。
よって2階の「102万円ー85万円=17万円」と1階の「20万円」の計37万円が残りの投資枠になります。
例3 投資枠100万+利益10万をロールオーバーした場合
102万円を超過する場合は、1階部分の20万円の非課税投資枠を使用します。
「投資枠100万円+利益10万円=総額110万円」を新NISAへロールオーバーした場合は110万円分の枠を使うことになります。
2階の102万円では足りないため、1階の20万円の一部も使ってのロールオーバーになります。残りは「122万円ー110万円=12万円」つまり1階の12万円が残りの投資枠になります。
注意ポイント
現在一般NISAで保有している株式・投資信託のうち、次のものは新NISAにロールオーバーすることはできません。
・監理銘柄および整理銘柄に指定されているもの
・ヘッジ目的等以外でデリバティブ取引による運用を行っているもの
これらは課税口座に移行されるので、注意しましょう!
まとめ
一般NISAは2023年に終わり、2024年から新NISAに移行します。
新NISAの大きな特徴は3つあります。
ポイント
・20万円のつみたてNISA同様の制度+102万円の自由投資枠
・一般NISAから新NISAにロールオーバー可能
・2028年までの制度 (2022年9月現在)
現在2028年までの運営となっていますが、延長されるか、改訂される可能性が高いです。
時間を味方につけて早めの運用がおすすめです。
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